2015年10月13日、新型iMacが発売されました。21.5インチにRetina 4Kモデルが追加され、27インチはすべてRetina 5Kに一新されました。
また新型キーボード「Magic Keyboard」とマウス「Magic Mouse 2」が付属します。オプションとしてマウスの代わりになる「Magic Trackpad 2」も登場しました。
じつは今、新しいiMacを購入を検討中なんです。
▽ 実際に購入した時の記事はこちら。
相変わらず性能差・価格設定が絶妙で、もうちょっとお金を出せば上のグレードが買える!・・・・・・などと欲が出てしまい、ついつい高いモデルを買ってしまいそうです(TдT)
頭のなかを整理する意味も含め、それぞれのiMacの気になるところをガッツリ調べて書き出してみました。
iMac最新モデル 価格表
新型iMacには6つのベースモデルがあります。このベースモデルからカスタマイズすることが可能です。
21.5インチiMac | 1.6GHzプロセッサ 1TBストレージ |
¥126,800 (税別) |
21.5インチiMac | 2.8GHzプロセッサ 1TBストレージ |
¥148,800 (税別) |
21.5インチiMac Retina 4K | 3.1GHzプロセッサ 1TBストレージ |
¥172,800 (税別) |
27インチiMac Retina 5K | 3.2GHzプロセッサ 1TBストレージ |
¥208,800 (税別) |
27インチiMac Retina 5K | 3.2GHzプロセッサ 1TBストレージ |
¥238,800 (税別) |
27インチiMac Retina 5K | 3.3GHzプロセッサ 2TBストレージ |
¥258,800 (税別) |
そもそも最新モデルは何が変わったの?
正直見た目はほとんど変わっていません、マイナーアップデートですね。なので来年あたりは大きく変更してくるかもしれませんが、欲しいと思った時が買いどきなんです!
とはいえ結構中身は変わっています、なんといっても21.5インチモデルは4Kモデルが追加されましたしね。
ディスプレイ品質の向上
Retinaディスプレイ搭載モデル(4Kや5K)は、一般的なsRGBディスプレイよりも多く色を再現できるP3の色域を持っています。
これにより25%多くの色を表示することが出来るとのこと。
また前モデルもそうでしたが、ディスプレイのガラスがコーティングされています。プラズマ蒸着と呼ばれるもので、「従来の75パーセントという驚異的な反射の削減と、鮮やかで正確な色彩」が可能とのこと。
これで暗い画面でも自分の顔や照明の光が反射する、といった問題はかなり軽減されているようです。
接続端子の拡充
Thunderbolt2が2ポート、USB3.0が4ポート、ヘッドフォンとSDカードスロット、そして有線LANポートの構成になりました。
とはいえ背面への接続は使い勝手の面からは微妙です。(見た目はスッキリ、薄型化など、恩恵も多いですが)
この薄型化のために、光学ドライブ(DVDスーパードライブ)を削られています。DVD・ブルーレイを使いたい方は、別にドライブを購入することが必要です。
付属のキーボード・マウスが充電式に!
充電のやり方に賛否両論ですが、新型キーボード「Magic Keyboard」とマウス「Magic Mouse 2」が付属します。(Magic Trackpad 2はオプションで選択可能)
▼ちなみに充電のやり方に触れた記事はコチラ(微妙ですw)
21.5インチiMac 通常モデル
2モデルありますが、ちょっとずつ性能に差がつけられています。
CPUは共に「第5世代のCore i5」
同じCPUですがクロック数が違います。下位モデルが1.6GHzデュアルコア、上位モデルが2.8GHzクアッドコアです。
CPUを一瞬多く使う処理の場合にCPU性能を上げるTurbo Boost使用時は、下位モデル 最大2.7GHz・上位モデル 最大3.3GHzまで上がります。
IllustratorやPhotoshopで普通にデザイン作業をするくらいなら、どっちを買ってもCPUでは差は感じ無さそうです。
GPU(グラフィック)性能
下位モデルIntel HD Graphics 6000・上位モデルIntel Iris Pro Graphics 6200です。上位モデルのほうは、下位モデルには搭載されていないグラフィック専用メモリを128MB搭載しています。また2次キャッシュも2倍です。
ただこれも普段のデザイン作業なら、差を感じるようなことは無さそうです。
21.5インチiMacモデルは自分でメモリ増設不可
両モデルともにメモリは8GBです。
これでもWord・Excel・インターネット等なら余裕ですが、デザイン作業をする身としてはちょっと心もとないです。現在メインで使っているiMac(2009年モデル)は12GB積んでいますが、常時6GBぐらいは使っています。Illustrator・Photoshopともに重い処理をすると12GBなんてあっという間。定期的にメモリ解放しないといけません。
ですからオプションで最大の16GBへの変更は必須です。
21.5インチiMac Retina 4K
次は今回の目玉、21.5インチ 4K Retinaディスプレイ搭載iMacです。
iMac通常モデルと比べ、CPUがCore i5(3.1GHz)と、若干クロック数が上がっているぐらいでほとんど変わりません。通常モデルに少し金額を上乗せすれば4K Retinaです。絶妙な価格設定で悩むところです・・・。
とはいえ21.5インチモデルは自分でメモリ増設不可です。オプションでメモリを増設するとなると、初期投資としては27インチとあまり変わらない or ちょっと高くなる可能性があるので、価格面では意外と割高になりますね。
4K Retinaディスプレイ
通常モデルと比べ段違いに高精細です。まぁ1週間も使えばこの高精細に慣れてしまいそうですが。
このRetinaディスプレイ、iPhoneと同様に高精細だからといって文字が小さく細かくなる、ということはありません。大きいままで鮮明な表示が可能です。表示される文字がとても鮮明なので、目への負担はかなり軽減されると思います。
通常モデルの上位モデルを買うぐらいならこの4K Retinaディスプレイ搭載iMacを買いたいですね、価格差24,000円ですから。・・・・・・全く絶妙な価格差だ(TдT)
27インチiMac Retina 5K
続いて27インチ 5K Retinaディスプレイ搭載iMacです。今回から27インチはすべて5K Retinaディスプレイに統一されました。
一番安いモデルの¥208,800 (税別)で5K Retinaが手に入ります。すげー(;・∀・)
このモデルの最大の売りはやはりこの5K!27インチという大きさで5K Retinaディスプレイを搭載するなんてPCはこれ以外ありませんから。
27インチのディスプレイはどのグレードでも同じ5Kです。ですから価格差はその他のハードの部分で変わってきます。
CPUは「第6世代のCore i5」
下位・中位モデルは3.2GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサ、上位モデルは3.3GHzとなっています。21.5インチモデルと同様Core i5 ですが、21.5インチは第5世代。こちらは最新の第6世代のCore i5 です。
GPU(グラフィック)性能
下位モデルから順番に、AMD Radeon R9 M380・M390・M395となっており、どのモデルもグラフィックス専用のメモリーを2GB積んでいます。
ぼく自身、ゲームをするわけではなく、Illustrator・Photoshopを使うぐらいなので下位モデルでも全然問題無さそうです。
ストレージ
価格差の最大の要因はこのストレージです。
下位モデルは1TBハードドライブ、中位モデルは1TB Fusion Drive、上位モデルは2TB Fusion Driveです。
Fusion Driveは、従来のハードドライブが持つ大きな容量とフラッシュストレージの高い性能を組み合わせています。スピーディーな1TBのFusion Drive、もしくは最大3TBの超高速型Fusion Driveを用意しました1。どちらを選んでも、コンピュータやアプリケーションの起動から写真の読み込みまで、すべてが一段と速くなり、効率も一段と優れたものになります。その理由は、あなたが頻繁に使うデータは高速のフラッシュストレージに保存され、それほどアクセスしないデータはハードドライブに保存されるから。二つの良さを、一度にどうぞ。
Fusion Driveは一時的にデータを置くためのフラッシュストレージをもっています。読み込み速度が、ハードディスクよりも圧倒的に早いフラッシュストレージ。一番スピードアップを体感できる部分です。
ですから下位モデルと中位モデルでは起動速度をはじめ、読み込み速度などが一段と早いです。ただし、下位モデルでもオプションで1TB Fusion Driveを選択することが出来ます。
出来ることならどのモデルでもFusion Driveを選択したいところ。
メモリ増設はあとから自分で出来る!
21.5インチモデルと違い、27インチモデルはあとから自分でメモリを増設することが出来ます。背面にあるパネルを開け、メモリーを差し込むだけです。
オプションでメモリ増設するよりも圧倒的に価格を抑えることができます。あとで買えばいいでしょう!
まとめ
ひとつずつ順番にまとめたのでかなり長くなってしまいました・・・
ってことで価格を抑えめにカスタマイズしつつ、後悔しなさそうな候補を2つにしぼりました!!!!!
プラン1 - 21.5インチ通常モデル
21.5インチiMac 通常モデル ¥126,800 (税別)
+ メモリ16GB(+¥24,000)
+ 1TB Fusion Drive(+¥12,000)
合計 ¥162,800 (税別)
21.5インチはあとからメモリ増設不可なので16GBに増やしたいところ。印刷用の写真を扱うのでメモリ増設は必須です。でもってFusion Driveは欲しいです。現在MacBookAirも使っていますが、フラッシュストレージの恩恵は凄まじいですからね。
あと21.5インチiMac Retina 4Kは27インチとの価格差を考えると残念ながら却下です。同じようにカスタマイズすると¥208,800 (税別)。・・・27インチとの価格差がほとんど無くなるので。
プラン2 - 27インチ Retina 5K
27インチiMac Retina 5K ¥208,800 (税別)
+ 1TB Fusion Drive(+¥12,000)
合計 ¥220,800 (税別)
ということでもうひとつは27インチモデルです。職場で使っているiMacが27インチってこともあって、自宅でもスペースが許すならこちらのモデルのほうがいいですね。
ちなみに机のサイズは奥行き75cmぐらいあれば、27インチでも近すぎるということはないです。実際に会社の机は75cmですが全然問題ありません。
こちらもやはり1TB Fusion Driveは欲しいですね。メモリはあとから増設することが出来るので、必要になったらAmazonあたりで購入します。
あぁ・・・それにしても絶妙な価格差で悩む・・・(;・∀・)
ちなみにカスタマイズしないならAmazonでも買えます。若干安いです。