菅原裕子さんの「子どもの心のコーチング」という本を読んだのでご紹介。
そもそもこの本を手に取ったのには大きな理由があります。それは僕ら新米夫婦に子どもが出来たことが発覚したから!!!( ・∀・)ヒャッホーイ!!
嬉しさももちろんですが、正直やっぱり不安もあります。
出産のこと、収入のこと、そしてそもそもぼくら新米夫婦に子育てが出来るのか・・・。
まだ生まれてもいないので、ちょっと気が早いかなぁ・・・と思いつつも手にとった、菅原裕子さんの「子どもの心のコーチング」という本。
この本に書かれている内容には気付かされることが多く、その中でも非常に感銘を受けたのが「自己肯定感」というものでした。
子どもの自己肯定感は愛することで育む!
子どもの心のコーチング by 菅原裕子
子どもの成長をお手伝いするのが親の役目(コーチ)であり、どのように子育てするのか(コーチング)というのが重要になってきます。
本書では「子どもに教えたい力」のひとつに「愛すること」をあげています。
親とのふれあいを通じて「愛すること」とはどういうことかを知り、親がしてくれたことと同じように自分を大切にすることができる。
自分に自信を持って幸せに生きるためにはなくてはならないとても重要で、人が生きていくうえでもっとも大切な感情とも言われているもの、それが「自己肯定感」です。
自分はここにいるべき人間でまわりの人は自分の存在を喜んでいる、そんな自分が好きだ、という、人が自分に自信を持って幸せに生きるための基礎の部分を、「愛すること」を通じて育むといいます。
ではどのように愛することを教えればいいのか?
親が子どもに愛していると伝え、肯定的な言葉をかけると、子どもは自分を大切に思い、自信を身につけます。
日々の生活の中の、子どもとのちょっとしたやり取りで「愛すること」を教えることが出来ると本書には書かれていました。
豊富なスキンシップ、「好き」と言葉にする
そんなに難しく考えず、まずは無条件に子どもを可愛がりましょう。「かわいいね、大好きだよ。」と言葉にし、それを続けましょう。
一日に何度も子どもの目を見て言葉にすることが大切とのこと。
今日から禁止語や命令語は使わない
親から否定的な言葉ばかりかけられると、子どもはそんなダメな自分を好きになることが出来なくなってしまいます。禁止語を使わなくてもいいように、危ないものを身近に置かないようにする工夫や、命令しなくても子どもが動く習慣をみにつけさせましょう。
子どもの今の姿を愛する
親の期待が強く、日々干渉されたりヘルプされ続けると、「あるがままの自分ではいけない」というメッセージを受け取ることになります。
大人と子どもでは時間の感覚が違い、子どもにとっては「今」がすべてです。過去にも未来にも左右されずに「今」を楽しみます。
まずは「ありのまま」の「今」の姿を愛することを意識することが大切です。
肯定的な言葉がけを
前述した「今の姿を愛する」にも通じることですが、肯定的な言葉や思いをたくさん心のなかに書き込まれた子は、自分に対して肯定的なセルフイメージをもつことができるようになります。
これが、人が生きていくうえでもっとも大切な感情とも言われている「自己肯定感」と呼ばれるものです。
この「自己肯定感」を私たち親が、いかに育むことができるのかで、子どもの人生は大きく変わります。
乳幼児期の親とのふれあいが大切
子どもに「自己肯定感」を教えることが、親にとってもっとも大切な仕事だといえます。
人生の初期、とりわけ乳幼児期の親とのふれあいを通じて身につけていきます。親がしてくれたのと同じように自分を大切にしながら、自己肯定感を高めていきます。
苦しいことがあっても強く生きていける力を獲得し、自分を大切にすることが出来るということは、他人を大切にすることにも繋がります。
親としては優しい子に育って欲しいと思うもの!当然です。
そのためにも「自己肯定感」を高めるということが重要になってくるんですね。
乳幼児期と書きましたが気づいたときがスタートライン!まずは子どもを観察することからはじめましょう。
子供の心のコーチング まとめ
その他にも本書では「子どもに教えたい力」として「愛すること」以外にも「責任」と「人の役に立つ喜び」をあげています。
「愛すること」で子どもは自分を大切に思い自信を身につけ、子どもが自分自身で選び結果を体験することで「責任」を学びます。そして、「人の役に立つ喜び」を知ることで、子どもは自らやる気を引き出します。
菅原裕子さんは、ぼくら親が子どもにするべき事は、よく観察し、サポート役に徹するということだと言います。
子育てにはこれが正解!と言うようなことはないので、この本の情報が全てではないですが、非常に勉強になりました!
菅原裕子さんの「子どもの心のコーチング」、とてもいい本でした!
オススメです!!